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黒犬倉庫

版権・オリジナル・ CP 小説中心。よろずジャンルなブログ(倉庫)。二次創作や、オリジナルキャラクターが主軸となる作品が多め。受け付けない方は閲覧はご自重下さい。原作者・出版社等の関係はありません。

第2章 台風7号 カッコつけていいよね(2)





朗々と、言葉を発する。
私が言うのは全て事実であり、真実であることを告げる。
これは――偽りのないことだから。

「その神秘を極限にまで自在に高められる者は、この世の奇跡を
 手にすることが出来るんです。始まりは光を越す速さのごとく……
 終わりは虚空に消えゆくように……」
「黙れっ!!」

「人はそれをこう呼ぶ。すなわち―― ハリセンス と!



誰も呼ばねぇよ。



「その身で、奇跡の洗礼を受けるがいい」



スパパパァァアアアンッ!!!



これが私が手にした奇跡!
目にも止まらぬハリセンス閃光連撃だ!!

「あぐぅうッ!!??」
「見たか!」

私の言葉に神田のつっこみが聞こえた気がした。
それは単に、空耳だとしても何となく嬉しい気がする。
友達に良くボケだと言われてたからか?

今まで会った人の中で、私に対するつっこみでは師匠と神田の
突っ込みはすごく良かった!
そうそう、コムイ室長とかリーバー班長とかアレンとかラビとかは、
やっぱりどことなくツッコミとしては違ったんだよね~。
何せ叔父さんは、つっこんでくれさえしなかった。

私は昔を思い出しつつ、手に残る衝撃の余韻に浸った。





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