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版権・オリジナル・ CP 小説中心。よろずジャンルなブログ(倉庫)。二次創作や、オリジナルキャラクターが主軸となる作品が多め。受け付けない方は閲覧はご自重下さい。原作者・出版社等の関係はありません。
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※酷な表現あり
「自殺? それがどうした」
いかにも可哀想な目をしながら口を開く。
「いじめ? 気づかずシカトする周りが悪い」
呆れたように肩をすくめて首を振る。
「当てつけ? ならそいつはただの臆病者だ」
急に怒りを表すように言い放つ。
「生に絶望? 本物の絶望なんか知らねぇクセに」
自嘲のような笑みを浮かべ。
「他殺? それがどうした?」
そんなに興味は向かないという顔で。
「いじめ? 群がる弱者が偉そうに」
まるで全てを見下す瞳。
「殺すつもりは? 小せえ言い訳だな」
鼻で笑ってしまえる傲慢さ。
「ムカついた? てめぇはもっとムカつかれるぜ」
軽いのか重いのか分からぬ言葉遣い。
「事故? それがどうした」
ありきたりだとでも言わんばかりに。
「陰惨? 一端でしかねぇだろ」
その全てを知っているかの素振り。
「悲劇? そんなに周りを煽りてぇのかよ」
気分を害されると非難する。
「何という? そのままだろ」
何かを律するかのように淡々と。
「あーあ、ったく」
「また情報見てるのか」
問いかけに振り向いた顔には、眉間のしわ。
機嫌は悪いだろうが、人を拒絶する程でもない。
「んあ? まあな……だが全然おもしくねえ」
「それはお前が面白いと思うものが、ほんの一部だからだろう」
「……。」
「仕方ないな、お前は」
黙り込む姿に苦笑するとじろりと睨んでくる。
「う。そんな目で俺を見んじゃねえ」
「おや、どんな目だい?」
「…………。」
また黙り込んでしまう。
だから好ましいというのに。
「ティータイムにでもしよう 」
END.