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黒犬倉庫

版権・オリジナル・ CP 小説中心。よろずジャンルなブログ(倉庫)。二次創作や、オリジナルキャラクターが主軸となる作品が多め。受け付けない方は閲覧はご自重下さい。原作者・出版社等の関係はありません。

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クラスシリーズ 2







何かを得たいのならば、
代わりに何かを差し出す。

それが世の中の理。


ただ欲しいものを得るだけでは、
いつまでも失くす事を知らない。

気づいた時には遅く。


得たいのなら値するものを。
得たいのなら同じものを。

引き換えに渡す。



一番失いたくないものは、
ずっと持ち続けるようあらがって。
一番欲しいと思うものは、
もっと手に入れるだけの働きを。



理には誰も反する事はできない。
反した者の道はすでにあきらかで、
苦難の一路を辿るのだろう。

いつまでかは知らずに。



人は誰しも命を受けた時、
生涯を終えるまで渡し続けるものがある。



それ程のものを与えられているのだ。



気づかないのなら価値を知らない。
得るよりももっとも渡し続ける事が何より多い。
与えられたものは得たものより大きい。





「江ノ崎は数学が良い時は英語が悪くて、
 英語が良いときは数学が悪いんだよなあ……」





出席番号2番
江ノ崎 和也(えのさき かずや)

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