21話
「それで、あの牛の赤ん坊は綱吉が面倒見ることになったんだ」
「まったく……皆もうちょっとぐらい、大人の対応してくれたら
良かったのにな……」
「だったら綱吉は適任だね。あの草食動物達より大人だ」
「それは、……まあ、何て言っていいか」
「ねえ。実はまんざらでもないんでしょ、保育係」
「え?」
「何だかんだ言っても、子供好きなんだからね。綱吉は」
22話
「……………………………………………………………。」
(うわあ、恭弥、すっごく怒ってる……)
「綱吉?僕は現況の赤ん坊を咬み殺せばいいの?それとも、
指示をした獄寺隼人の方?」
「……いや、あの……」
「ああ、そうだね。やっぱり綱吉が怪我した原因は獄寺隼人が
大きいよね」
「……恭弥ってば」
「じゃあ、行ってくるよ。また後でね。綱吉、誕生日おめでとう」
「ありがと (…………獄寺君、頑張れ)」
23話
「今度は中国の殺し屋、イーピンね。ということは、あの爆発が
箇子時限超爆なんだ」
「山本が投げてくれなかったら、校舎が吹っ飛んでたよ……」
「…………そうだね」
(何で不機嫌そうなんだろ、恭弥)
24話
「…………………………ふうん、そう。まあ、女の子っていうのは
資料で知ってたけど」
(だから何でこの間から、恭弥は不機嫌そうなんだろ……?)
25話
「へえ、後悔がシンクロすると復活の生命力がアップするんだ」
「もうっ!イーピンにはちゃんと注意しておかなくちゃ」
「…………ねえ、綱吉」
「ん?何?」
「……やっぱり何でもないよ」
「そう?」