201204/08 14 扉をつなぐ門番 戦場遊戯(オリジ) 0 始まりの音にゲートを開けよう。この広き荒野をわけるのは銀の鎖。ワタシが持つこの鎖だけが。“ゲームボード” をしきることが出来る。この鎖だけが。たかだか “ピース” 程度には触らせない。血雨に濡れれば綺麗だろうが。それでは駄目になってしまう。錆びてしまう。くず鉄にするわけにはいかない。使えなくするわけにはいかない。“セーブ” の音にゲートを閉めよう。この広き荒野をへだてるは銀の鎖。ワタシが持つこの鎖だけが。“ゲームボード” をわかつことが出来る。この鎖だけが。けれど、誰も知らない。銀の鎖の意味を知らない。鎖は鍵であり、鍵は鎖だ。扉を開閉するのはこの鎖。“キャラクター” さえ知らない。ワタシの持つ鎖が、 “マスター” へ続く扉の鍵なんて。知られてはいけない。知らせないように。何せ扉をつないでいる “門番” はワタシ。END. [0回]PR